宇宙刑事ギャバン。
宇宙犯罪組織マクーは、自らの怪人たちの能力だけが
アップされるマクー空間を作り出す。
ギャバンは毎回あえてその圧倒的不利な空間に
飛び込んで闘うが、当然のように連戦戦勝。
あえて自分に不利な状況にその身をおくことによって、
不利を補って余りあるポテンシャルを高めた結果だと。
ずっとそう理解してきたわけだが、ふと違う考えが浮かんだ。
マクーの首領は、連敗続きの手下の士気を高めるために、
マクー空間を生み出したのでは。
ガチで洒落の利かないヒーローのギャバンに
しり込みする怪人を、マクー空間でなら何とかなるからと、
なだめすかして送り出す。
しかしてその実情は。。。
マクー空間なんてただの視覚効果、
怪人の能力だけをアップさせるなんて
そんな都合のいい効果なんてないのである、きっと。
でも、言葉巧みな首領によって、
あそこでなら大丈夫!と思い込まされてる怪人たちは、
強気になって戦いに臨む。
そう、セラピーにも似た心理的効果、
それがマクー空間であったのだと。
そして、自己催眠によって強くなった(気になっている)怪人と、
あえてアウェイで戦う覚悟でいつもより気を引き締めて闘うギャバン。
勝利の行方はおのずと最初から見えているわけである。
勝負に勝つのは、思い込みよりも覚悟、という考察でありました。
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